Question :
キャリア・新規採用面談時、こちらかの自己開示の方法として、どのような事がありますか?
(2023/9 日系製造メーカー 管理職)
Answer :
ご質問ありがとうございます。
ご紹介した通り、特に採用面接では「訊くことがNGな項目」は以前よりも明確になっています。
線引きとしては、「募集仕事自体に関係のあることか?」です。
募集している仕事特有の事情や他のメンバーの方とのバランスが必要になる場合、こちらから積極的に情報開示をしていく方法が望ましくなります。
例えば、小さなお子さんがいらっしゃる(と予想される)候補者に対して「お子さんは小さいですか?」「お子さんを見る人はいますか?」などは聴くことは避けてください。
ですが、実際に現場で起きていることを伝えることをします。
例えば子育て中の社員が多く、実際に社員の皆さんが助け合いながら業務を進めている場合は、
・子育て中の社員も多いが、皆で助け合いながら調整しあっていること
・突発的な休みにも応じられるように○○な仕組みや制度がある
・上司も子育てや介護の経験者で、気持ちはよく理解している
・それでも、お客様からの要望がある時には皆で話し合って業績達成できるにはどうしたら良いかをチームで決めてもらっている ・・・などと紹介します。
もちろん、現場の上司としてどう感じているかを開示していただくことも有効です。嘘をつくことはできませんが、事実を開示するようにしましょう。そうすることにより、候補者の方から「実は子供がいて、、、」と話がするようになります。
こちらから訊くことはできませんが、相手から話して下さる分には問題はありません。私たちの実際の状況を伝えることにより、候補者も「開示した方がよい」と判断し、一緒に仕事をする上で互いに気持ちよく働ける状況にしていくことが目的です。
面談の場合は、少し違ってきます。すでに社員の方であれば「相手の成長」に向けて上司として気持ちを開示していきましょう。感情を開示することで、相手も気持ちを話してくださる傾向が増えてきます。
(アイズプラス 池照)
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