Question :
自己コントロールと情緒的表現性が両方とも低めなのが矛盾しているようにも見えるので、ここの解釈の仕方を教えていただきたいです。
（2021/7 法律事務所 マネージャー）
Answer :
自己コントロールは、「自分の感情を調整する力」のことで、特に相手に対する怒りや嫌悪感、不安のようなネガティブな感情を表に露わにする度合のことです。
この素養スコアの低さは、感情（特にネガティブなもの）を調整することなく顔や雰囲気に出てしまうことを指し、外からみて「怒っているのが顔で分かる」や「不機嫌な状態が分かる」のような行動を指します。
一方、情緒的表現性は、「自分の感情を主に言葉で表現すること」で、主に喜怒哀楽などを言葉で伝えている度合いのことを指します。
行動の例でいえば、気持ちを言葉で発することが少ないということを指します。
「わぁ、嬉しい！」「え、困ったなぁ」「本当に感謝しています！」などを想っているだけでなく、言語で伝えているかということです。
２つの素養は測っている基準が異なりますので、矛盾することはないとしてこの検査は作成されています。
ただ、お伝えした通り、検査はあくまで「ご自身を振り返り、今後に活かすためのツール」です。
ご自身の「ありたい姿」に向けて、ぜひ活かしていただけたら嬉しい限りです！
（アイズプラス 池照）
