Question :
気兼ねなく意見を言えることだけが、心理的安全性が高いと言えるのか?
(言いたくない人もいるのでは?言いたくない人に意見を求めること自体が心理的安全じゃないこともある?)
(2022/6 日系メーカー 管理職)
Answer :
はい、おっしゃる通りと共感します。
このプログラムで私たちが目指す心理的安全性とは、“共通の目的を理解し、関わるメンバーが気兼ねなく意見を述べることができ、自分らしくいられる文化”です。
“気兼ねなく”とは、遠慮なく・気を遣わずという意味で、今回私たちが目指すのは、メンバーが遠慮したり、気を遣って自分の意見を言えない状態をできるだけなくし、自分らしくいられると感じらる風土をつくることと理解しています。
メンバーが遠慮せず、気を遣っている訳でもなく、その上で「意見を言いたくない」=「言わない」ことも心理的安全性です。
このことから、プログラムの冒頭でご紹介しているグランドルールには、「言いたくないことは、言わなくていい」と私も紹介しています。言う、言わない誰かに強制されるものでなく自分で判断するものです。
ただ、この際に気を付けるのは、“共通の目的を理解し”です。
目的に向かい、メンバーが気兼ねなく意見を出す、出さないを選択できるよう、私たちリーダーはビジョン(共通の目的)をしっかりと示していく必要もあります。
(アイズプラス 池照)