Question :
「ミーティング終わって部屋を出る時の感情をデザインする」っていいなと思ってやっているがこれが難しい!
達成に向けた具体的なアドバイスあれば教えて下さい。
(2020/12 日系メーカー 管理職)
Answer :
なかなかリアル会えないこの時期、たとえオンライン上であってもメンバーが集まるのは貴重な機会です。
この貴重なミーティング機会をさらに良くしていくために、チェックインとチェックアウトをデザインすることが可能だと思っています。
ミーティングのシンプルな構成は①チェックイン ②本議論 ③チェックアウト
①チェックイン→
ミーティングを開始するにあたり、参加者が目的にそって自分の意見を躊躇なくだせるようにします。いわば、心理的安全性の高い場づくりです。
ここでは、自分のこと、ちょっとした気づきを話すことを躊躇しない空気をつくり、安心感をもって本議論の際に反対や異論も話せるようにすることが目的です。
おススメのツール)
MoodMeterを使う、「この24時間であった一番嬉しかったこと」、「この24時間で起こった感謝を伝えたい人、なぜか」など
③チェックアウト→
ここがミーティングの「後味」となり、このミーティング後にどんな感情をもって欲しいかにつながります。
面談であれば、相手は一人なのでリーダーからの”相手にどんな感情をもって現場に戻ってほしいか“メッセージがもっとも影響しますが、もしこれが複数人が入るミーティングであれば、リーダーだけのメッセージだけでなく、参加者皆さんの議論を振り返る時間にしてもよいかと思います。
例えば)
「今日のミーティングで”もっとも印象に残ったことや明日からの仕事に役立ちそう“と思ったことはどんなこと?」の質問、一例をあげるとすれば、「今日のミーティングで「●●が○○」という言葉があったのですが、それがすごく印象的でした、なぜなら・・・ 」というポジティブなリフレクションをします。
気を付けることは、
・誰が言ったでなく、何が言われたか(What)について振り返る
・自分の発言を、できるだけポジティブにしていくこと
・本議論のToDosに引っ張られないこと(本議論の中で決まったアクションが少しネガティブなものだったとしても、そこに引っ張られずにこのミーティングの後の感情状態に注力すること)
このチェックアウトは、意識して継続することでメンバーがミーティングの結果だけでなく、互いの発言や関わりに注力するようになり、たとえリモートワークであっても関係性が向上します。
ぜひお試しください。そしてまたフィードバックいただければ幸いです。
(アイズプラス 池照)