Question :
20代、30代、40代、50代(新人1人、21年目1人)がチームにいます。世代の違うメンバーがそれぞれ成長するための対応方法のアドバイスをお願い致します。
(2022/6 日系メーカー 管理職)
Answer :
今回のプログラムのテーマは多様性、EQ、心理的安全性を通したリーダーシップとマネジメント力の向上です。
年齢や役職を超えて、互いが気兼ねなく意見を出しながら組織成果を出し、互いに成長することを支援するものです。
最も大切なのは、一人ひとりの「違い」を見出し、一人ひとりの「違い」を認めて成長を支援することとなります。
とはいえ、年代による「傾向」はありますね。
一般的には若手と呼ばれるうちは、実績や自信がなく【EQIで言えばセルフエフィカシーが低い】自分で意見が言えない状況が多いでしょう。
その際には、一人ひとりが意見が異なることを奨励する(多様性文化)、意見の奥にある動機や感情は自由でよく「ありたい姿」を常に自分で描くこと(EQ)、そして持っている意見はチームの心理的安全性を信じて発信してよいこと(心理的安全性)を伝え、そのように支援します。
経験を積んだシニア世代になれば、実績があることから多様な意見が受け入れられない、新しいことに挑戦できないことがあるケースもあります【EQIで言えば柔軟性や楽観性の低さ】。
その際には、多様性のある組織をつくることがこの会社にとって必要なこと、その役割をシニアとして一緒にになって欲しい期待を伝え、傾聴力や共感力を発揮して心理的安全性の高い文化をつくるにはどうしたらいいか、ぜひ巻き込んで一緒に考えるようにしてみてください。
上記はあくまでほんの一例です。実際には一人ひとりが役割を認識し、「ありたい姿」を描き、描いた姿に向けて成長するために一緒に取り組んで行きましょう。
(アイズプラス 池照)