Question :
今回、素養として「楽観性」を選びました。
ただ、業務遂行上、どうしても、業務の足りないところを指摘する形が多く、褒めるところが少なくなっていることも自覚しています。意識するしかないとは言え、何かヒントがあればお願いします。
(2021/1 日系メーカー 管理職)
Answer :
「楽観性」は、「ポジティブシンキングや物事への肯定的な割り切りの良さ」のことですが、他にも定義があります。
「楽観性」を英語にするとOptimistic という単語になり、この語源はOption=選択枠です。
楽観性には、「ポジティブな側面で物事をとらえる」の他に、“解決に向けた肯定的な予測性をもって選択枠を模索する”という定義もあるのです。「相手を褒める」だけでなく、現在向かっている課題に対し他にどんな選択枠が模索できるか?という視点です。
私がお勧めしているのは「+1(プラス1)」視点です。
予定している解決策が頭に浮かんだら「もう一つ他の方法はないか?」「もう1人の人に相談してみたら策は違うだろうか」「1つ上のポジションならどう考えたかな?」など+1の視座や視野を広げてみるという楽観性の発揮です。
目的を達成するためには、「褒める」以外には何かやり方はあるでしょうか?
または、相手に「他にやり方やオプションはあるかな?」と声をかけることはできるでしょうか?視点をちょっと広げることで、新たな解決策につながる可能性があります。
(アイズプラス 池照)